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にんにく注射
風邪には「にんにく注射」が効くとよく聞きます。
また、スポーツ選手や時間が不規則になりがちな芸能人などにも愛用者が多いですよね。
私はまだ経験したことはないのですが、興味津々です!
個人的には体がニンニク臭くなるようなイメージがあります…。
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「にんにく注射」とは?

スポーツ選手や芸能人でなくても、仕事がハードで翌日になっても疲れがとれないとか、一度風邪を引くとなかなか治らないというような人は「にんにく注射」をするといいですよ。
「にんにく注射」は溜まってしまった疲れの原因となる乳酸を分解するための成分を補ってくれるのです。
その特徴は即効性!注射をしている最中から体の中から熱くなってくるのを感じます。さらに鼻やノドの奥でもかすかにニンニクの匂いがします。
すぐに元気を取り戻したい時には、とても便利ですね。ちなみに「にんにく注射」には本当に「にんにく」が入っていると勘違いしている人も多いのではないでしょうか?
ですが、そういうわけではないんですよ。真相は次の項目で明らかにしようと思います。
「にんにく注射」の成分と効果

では、さっそく「にんにく注射」のナゾを解き明かしましょう。
さっきも少し触れたように「にんにく注射」と言っても、すりおろしたニンニクが入っているわけでも、ニンニクのエキスが入っているわけでもありません。
「にんにく注射」に含まれている主な成分は、ビタミンB1やB2といったビタミンB群です。
なかでもビタミンB1は私たちの体には欠かせない栄養成分の一つと言えるでしょう。
ここで、その働きと効果について紹介しましょう。
ビタミンB1はエネルギー源である糖質を分解して、実際に必要なエネルギーに変えるのを手助けしてくれます。
なので、もしビタミンB1が不足してしまうと、エネルギーを作り出すことができなくなってしまいます。
そのうえ、分解されなかった糖質はそのうち脂肪へと変わって、肥満につながってしまいます。
倦怠感や食欲不振、皮膚の炎症など様々な健康障害を引き起こしてしまうんです。「にんにく注射」は全身にビタミンを行き渡らせることで、体内に蓄積した乳酸を燃やします。
これで血の巡りが良くなり、新陳代謝も活発になります。疲れをキレイに洗い流してくれるので、パワーがみなぎってくるというわけですね!
少しだけする匂いの原因はビタミンB1に含まれる硫黄(いおう)にあります。このニンニク臭が「にんにく注射」の名前の由来と考えられています。
あと、余談ですがビタミンB1は昔の日本人によく見られた症状の一つ、脚気(かっけ)の研究をしていたときに世界で初めて発見されたビタミンなんですよ。
こんな人には「にんにく注射」を!

ここまで色んなことを書きましたが、やっぱり実際に自分で体験してみないと、効果は実感できません。
別に風邪を引いているときじゃなくても、下記のような症状で日頃から疲れを感じている人には、ぜひ「にんにく注射」をおすすめします。
その効果に驚くことでしょう!
- 倦怠感がなかなか抜けない人
- よく寝ているのに、全然疲れがとれない人
- 疲れがたまっていても、なかなか仕事を休めない人
- 夏バテなどで体力が落ちている人
- 冷え症や虚弱体質で、よく風邪を引く人(一度かかると治りにくい人)
- 緊張型頭痛や肩こり、腰痛に悩んでいる人
※このほかに、二日酔いや肝臓が弱っている人にも効果的ですよ。
このような人には少し強い成分の「強力にんにく注射」がよく効きます。いずれの場合も体調に合わせて利用して下さいね。
「にんにく注射」をしたい!と思ったら…
「にんにく注射」は、たいていどこの病院でもやってくれると思います。皮膚科や美容外科でもやってくれますよ。
料金設定は病院によって異なるので一概には言えませんが、「にんにく注射」だけなら2000~4000円以内で済むところが多いようですね。
予約制だったりする病院もあるため、あらかじめ問い合わせしてから行くほうがいいでしょう。
また、「にんにく注射」は週に2、3回を目安にすることをおすすめします。回数は体調をみて調整しましょう。
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